2022年年末DMM TVから配信されたオリジナルコント番組「インシデンツ」が話題です。
昨今のTV番組では間違いなくNGのコンプライアンス完全無視のコントが多く、昔のTVが面白かった時代が帰ってきたような錯覚に陥るほど過激です。
そんなDMM TVオリジナルコンテンツ「インシデンツ」をご紹介します。
※内容に一部ネタバレ要素を含みますので注意してご覧ください。
- DMM TVのインシデンツって何がすごいの?
- コンプライアンス完全無視のDMMTVオリジナルコンテンツ「インシデンツ」はもしかしたら昨今の厳しいコンプライアンス遵守の表現を変えてくれるかも?
ウエストランドがM-1でこき下ろしていたお笑いの考察をする記事になってます笑
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コンプライアンス完全無視!
インシデンツは全6話で構成されていますが、第1話の最初のコントでいきなり違法ドラッグが出てきます。
強敵と対峙した学生の主人公に先生が渡したアイテムが完全に違法なドラッグです。
そして違法なドラッグを使用した描写が異常にリアルなオーディションのコント
架空の国家元首を崇拝するコントや戦争を肯定するコントなどかなりヤバいです。
第1話はコント番組として色々なコントが展開されて行きますが、最後のコントで大事件が起きます。これはドラマの中のコントなのか?ドラマの体をしたコント番組なのか?
早く次が見たくなる展開になっています。
このコンテンツのプロデューサーはゴッドタンやNetflixのトークサバイバーなどを手掛ける元テレビ東京プロデューサー佐久間宣行さんです。
もう説明は不要で演者やスタッフが全幅の信頼を寄せているのがわかります。佐久間さんが敢えて業界のNGに正面から挑んでいる姿も見ものです。
僕がインシデンツの感想たくさんリツイートしてるのは、新しいサブスクのローンチタイトル任された責任感です。 あんまやらない方が格好いいことは知ってます!
引用元:X
佐久間さんでさえこの企画に懸けてるのがわかりますね。
脚本はバナナマンや東京03の構成作家でお馴染みのオークラさんです。
やはりオークラさんの描く脚本はかなりおもしろく、演者の芸人さんからも「間違いなく面白くなる」「早く撮りたかった」の声が多く聞かれました。
試写でちょっと早めに見て頂いた方から、よくこんなの作ったなと言われました。 どこがかはまだ言えません。 僕も見て驚いたんです。さらば青春の光の勢いと、住田監督とオークラさんの執念です。 とにかく下半期はこれに注いできました。
引用元:X
更に演出もバカリズムさんが脚本・主演をしたコメディドラマ「架空OL日記」や東京03の単独ライブのVTR映像を手掛けている住田崇さんです。
面白いことの演出がとても素晴らしいです。今回初めて名前を知って「あぁあの人ならおもしろい」と納得の人選だと思います。
豪華な出演陣で作ってるのはコントか?映画か?
主な出演芸人さんは、「さらば青春の光」「ヒコロヒー」「みなみかわ」の4人が中心で展開して行きます。そのほかにもかもめんたるの岩崎う大さんやアルコ&ピース、ザ・マミィなどコントに定評のある芸人さんが多く出演しています。
その他にもオードリー春日さんやラランドなど漫才が主戦場の芸人さんも参加しています。
芸人さんだけではなく俳優陣も豪華です。
「今日から俺は!!」の伊藤健太郎さん、元グラビアアイドルで女優の筧美和子さん、元乃木坂46メンバー永島聖羅さんなどの豪華俳優陣はもちろん
元AKB48の野呂佳代さん峯岸みなみさん、足立梨花さんなどのバラエティでもお馴染みのタレントさんもコントに出演しています。
メイキング映像では佐久間さんがやけに野呂佳代さんを絶賛しています。
ネタバレは極力しないであらすじ
架空・独立国家NEPPONは独裁者「フスキ・ゼン」に支配されている弱小国家
そんな国でお笑いを続け、コントを作っているコントグループ「LOL」今日も面白いコント作りを目指して活動していたがコント番組の撮影中にメンバーが外部から狙撃されてしまう。
狙撃したのはNEPPON国の軍隊だった。
NEPPON国の思想に反したりやフスキ・ゼンを冒涜するようなお笑いは作ってはいけないと国軍から警告されてしまう。
自分たちの大事なお笑いと国を守るためにLOLはどうするのか?
incidentsは事件や事変という意味です。
このインシデンツはもしかしたら現代のTVや映像配信など、コンテンツを取り巻いているコンプライアンスなどの表現の制約に対して、インシデンツを起こすためのプログラムなのかも知れませんね。
こういう考察がウエストランドのM-1ネタで悪く言われてたとこですね笑
全6話を見終わり、最初はコントの連続でしたが途中1本のストーリーになっていることに気づかされます。
「笑いは国を変えることができるのか?」
ドキドキの展開と想像もしない伏線回収で最後まで楽しむことができました。
皆さんもぜひその目でご覧ください。
私は全話2回見直してしまいました。
まとめ
- DMM TVのインシデンツはドラッグ・思想・反社・戦争などコンプライアンス完全無視
- プロデューサーは元テレビ東京の佐久間宣行・脚本は第3のバナナマンと言われるオークラ
- さらば青春の光、ヒコロヒー、みなみかわなど人気コント師が多数出演
- 伊藤健太郎、國村隼など俳優陣も豪華
本当にここまでコンプライアンス完全無視のコントを久しぶりに見ました。
最近のバラエティはつまらない。昔のなんでもありのコント番組が見たい!という人はぜひ一度ご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回をお楽しみに〜