M-1グランプリにはコンビ結成から15年以内という出場資格がありますが、この度15年以上の漫才師を対象とした漫才賞レース「THE SECOND」が開催されることとなりました。
出場を表明した主な漫才師の紹介と過去の実績なども紹介するので大会の参考にして予想などで盛り上がりましょう!
- THE SECONDに出場表明した注目芸人とその実績は?
- M-1グランプリ、THE MANZAI、大阪で人気、再ブレイク候補と注目芸人盛りだくさん!
M-1決勝進出経験組
まずは日本一の若手漫才師を決めるM-1グランプリで実績のある3組を紹介します。
優勝候補の本命の推す方も多いのではないでしょうか。
トータルテンボスはM-1グランプリ2004年06年07年と3回決勝進出で2007年はサンドウィッチマンに次ぐ2位という結果を出しています。
特に2007年はネタ順が何番目でも対応できるようにネタをあらかじめ10本用意して臨みました。
爆笑オンエアバトルでも連覇を含む3回の優勝経験があり賞レースを知り尽くしているコンビなので勝ち上がる可能性は高そうですね。
ジャルジャルといえば2020年キングオブコント優勝していますが、M-1グランプリも2010年15年17年18年と4回決勝進出しています。
2018年は「国名わけっこ」のネタで審査員からも高評価を受けてファイナルラウンドに進出しています。
立川志らくさんには99点をつけられていましたね。
ジャルジャルにしかできない独特の発想の漫才がハマれば当然優勝候補に挙がってくるでしょうね。
スーパーマラドーナは2015年から2018年まで4年連続決勝進出。同時期に出場していた和牛とともに毎回優勝候補に挙げられていました。
特に武智さんはM-1グランプリへの思い入れが強すぎるところがあり、ニューヨークのYouTubeチャンネルで熱弁した武智さんに屋敷さんから「幽霊や!亡霊!」と突っ込まれていました。
さらに出場資格が無いにも関わらず、今でもネタを作っているとのこと。
単純にお客さんの笑い声の大きさで優勝を決めるABEMA TVのワラウドネスGPでは初代チャンピオンにもなっているので本人も本気で優勝を狙ってくるでしょうね。
THE MANZAI認定漫才師組
かつて2011年〜2014年まで賞レース形式だったTHE MANZAIで実績のある芸人さんをご紹介します。
テンダラーは2011年THE MANZAIの「必殺仕事人」のネタはビートたけしさんが涙を流して笑い、全国にもテンダラーのなが知れ渡りました。
ボケの浜本さんも
THE MANZAIの1週間後くらいにテレビ朝日でたけしさんに偶然お会いして。“あんちゃん、あのネタおもしろかったね。俺あれ以来ハマっちゃって。今度オイラの番組でまたやってくれよ”って言われて。うれしすぎて、言葉が出なかった。ありがとうございます!やらせていただきます!って言わなきゃいけないのに、“うぃっす”とか言っちゃって
引用元:スポニチAnnex
と手応えを感じていたようです。
その後も賞レース形式ではなくなったTHE MANZAIに出演が多く劇場での場数も多いので楽しみですね。
流れ星は2013年THE MANZAIの「肘神様」のネタでブレイクし、全国区となりました。
その後仲の悪さが色々なTV番組で話題となりましたがこの大会で結果を出せばコンビの結束もさらに強くなりそうですね。
ちゅうえいさんのギャグが表に出がちですがネタの製作者は相方のたきうえさんです。
Hi−Hiは2011年のTHE MANZAIで最終決戦4組まで勝ち残り、掴みの「パスタ巻いてる?」は流行語にもなりました。
現在は浅草漫才協会に所属し毎日劇場で舞台に立っています。
今大会も吉本勢が多いなか非吉本のダークホースとして注目ですね。
聖地での人気は抜群!大阪劇場組
東京のTVではまだあまり見ることは無いですが大阪では舞台を中心に活躍する3組を紹介します。
間違いなく台風の目になることが期待できます。
ギャロップは主に関西でTV・ラジオのレギュラー7本の漫才コンビです。
M-1グランプリでは2018年ラストイヤーで決勝進出を果たしています。
その他にも2008年ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞・2009年NHK上方漫才コンテスト最優秀賞を受賞しており実績も充分です。
同期のスーパーマラドーナ武智さんと対決することになりそちらも注目ですね。
追記:THE SECOND優勝はギャロップでした!!本当におめでとうございます!!
Dr.ハインリッヒは双子姉妹漫才師としてよしもと漫才劇場で大人気の漫才コンビです。
「双子」「女性」というフックにしやすい特徴も全くネタに入れないながらもしっかり面白いネタを作れる構成力は抜群です。
2016年に行われたよしもとゴールデンアワーでは松本人志さんから「将来が期待できる」と絶賛されM-1グランプリラストイヤーでは準々決勝敗退ながらもYouTubeの再生回数は60万回を超える再生数を記録しました。
「青空」などの女性漫才師もエントリーしていますが注目度は抜群に高いと思います。
女と男は昭和に正司敏江・玲児というどつき漫才のパイオニアがいましたがそれを彷彿とさせるどつき漫才を得意とする漫才コンビです。
男性の市川さんは芸能リポーターの井上公造さんに似ていることから「井上小公造」としてTVにもよく出演しています。
どつき漫才はコンプライアンス的にTVに不向きかもしれませんが2022M-1グランプリでウエストランドが優勝したように1周回って新しいスタイルとしてブレイクする可能性は十分ありそうです。
ちなみに二人は夫婦ではありませんのであしからず。
復活を目指す懐かしい芸人組
かつてのボキャブラやレッドカーペットなどのお笑いブームで活躍した芸人さんも出場します。
ここからの再ブレイクもあるかもしれませんね。
2008年から2010年まで放送されていた「爆笑レッドカーペット」という1分ネタを披露する番組に出演し、掴みの「どうもージョニーデップですー違うかー!!」で人気のあったものいいが出場表明しました。
M-1グランプリでは準々決勝まで進出しており、決して漫才の実力がないわけではありません。
現在アフロヘアのボケ役吉田サラダさんが富山県氷見市の地域おこし協力隊と富山県住みます芸人として移住しており、富山県の方たちのためにも再ブレイクのきっかけを掴んで欲しいですね。
1990年代後半ボキャブラ天国にレギュラー出演していたX-GUNが出場するとのことです。
2006年に占い師の細木数子さんの勧めもあり「丁半コロコロ」という芸名でも活動していましたが現在は元のコンビ名に戻し浅草演芸協会所属で舞台にも立ち続けています。
かつては爆笑問題が初代チャンピオンの「GAHAHAキング王決定戦」で9週勝ち抜きながらも番組が終了してしまうこともありましたが漫才もしっかり面白いコンビです。
素人時代に吉本の心斎橋筋2丁目劇場の素人コーナーに出演し、その時のコーナーMCが今回のthe second 番組MCの東野幸治さんという巡り合わせもあるので是非とも頑張ってほしいですね。
2010年平成ノブシコブシやピース、ハライチなどが出演していたユニットコント番組「ピカルの定理」のレギュラーメンバーとして東京に拠点を移すも、番組終了後仕事がなくなり大阪に戻ることになったモンスターエンジン。
M-1グランプリも2008年09年2度の決勝進出、2007年オールザッツ漫才優勝、2010年ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞、2012年ytv漫才新人賞優勝と輝かしい実績があります。
さらにthe secondの番組MC東野幸治さんMCの「あらびき団」ではそれぞれがピンネタで大活躍。
西森さんの「鉄工所ラップ」はとても人気がありました。
個人的には大林さんの笑福亭仁鶴師匠がMr.Childrenの曲を唄うネタが大好きです。
二人とも素晴らしいネタを持っているコンビなので本戦でも十分活躍できる実力があります。
出場辞退組も紹介
誰もが実力を認める漫才師の中にも敢えて出場をしない選択をした芸人さんです。
出場すれば優勝候補の芸人さんと不出場の理由も紹介します。
M-1グランプリ決勝常連で今やフジテレビのお昼の顔となったハライチは「審査員がいると誰かの基準に合わせる面白さになってしまう」と出場しないことを公表しています。
2021年M-1グランプリではラストイヤーで敗者復活戦で勝ち上がり決勝進出し、今までのハライチの漫才では見たことのない自分たちがやりたい漫才でやり切っただけに今後賞レース形式の舞台では漫才をする気がないのかもしれませんね。
M-1グランプリ3度の決勝進出で優勝候補にも名前が挙がっていたインディアンスは自身のYouTubeチャンネルでモグライダーと共に
芝大輔が「(『M-1』を)獲っちゃってさ、上がれればいいけど、獲れずに15年目を迎えちゃったら、今度16年目以降の大会に。終わんないよ」と率直な感想を述べると、きむも「あれに出ないとアカン空気出るじゃないですか? チャンピオンじゃなかったら」と吐露。
引用元:マイナビニュース
インディアンスはまだM-1に出られますがこの先結成15年を超えたときにM-1を優勝していなかったら出場するのでしょうか?楽しみですね。
ryuji(@owarai0604)さんにTwitterで情報提供をいただきました。ありがとうございました。
テレビでも大活躍中キングオブコントでも2017年に優勝を果たしているかまいたちも朝日放送「これ余談なんですけど・・・」にてM-1チャンピオンであるマヂカルラブリーと今回の大会について
濱家:…冷静に考えてください。出るわけないでしょ(笑)
野田:メリットがどんだけあったら出る?賞金も自由に変えれていいよ。
山内:賞金100億(笑)
村上:普段、そんなに稼いでるんですか(笑)
濱家:じゃなくて、それぐらいじゃないと動かない。もうそんな賞レースはいいですよ。
引用元:ラジサマリー
と出場しないことを明言しています。確かに今とても忙しいかまいたちに出場するためのネタに時間もかけられないでしょうし中途半端に漫才をやってしまうのなら出ないという選択も納得ですね。
まとめ
- THE SECOUNDにはM-1や劇場で大人気の漫才コンビやちょっと懐かしい再ブレイクを期する漫才師も多数出場
- ハライチ、かまいたち、インディアンスなど人気がありながら不出場の芸人もいる
- 番組MCは東野幸治
ここで紹介した他にも三四郎、スピードワゴン、スリムクラブ、タイムマシーン3号、我が家、囲碁将棋、2丁拳銃、プラスマイナス、ランジャタイ、レイザーラモンなどTVでお馴染みの漫才師も多数出場を表明しています。
現在は2023年5月にゴールデンタイムで放送することとMCが東野幸治さんであることしか発表されてませんが今後の続報に期待ですね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに〜