お笑い界の新たな潮流、それが『脱竹』です。かつて松竹芸能という大きな屋台骨のもとで磨かれた才能が、今、新天地で輝きを放っています。
この記事では、松竹芸能を離れたお笑いコンビたちがどのように活躍しているか、そしてなぜ彼らが「脱竹」という選択をしたのかを探ります。組織の枠を超えた彼らの挑戦は、単なる転換点ではなく、キャリアの更なるステップアップへの大きな一歩となっています。
それぞれの道を歩み始めた彼らの物語から、お笑い業界の今とこれからを見つめていきましょう。
この記事でわかること
- 「脱竹」って何?
- 脱竹した芸人にはどんな人がいる?
松竹芸能ってどんな事務所?
松竹芸能とは大阪にある老舗お笑い事務所で吉本興業との二大勢力と言っても過言ではない大きな芸能事務所です。所属芸人では笑福亭鶴瓶さんやよゐこ、ますだおかだやキンタロー。など人気芸人が多数所属しています。
1958年に大阪歌舞伎座の地下にあった歌舞伎地下演芸場に芸人を配給していた新生プロダクションと上方演芸が合併し、松竹の資本参加を得て設立されました。
これにより、松竹芸能は吉本興業と並んで上方演芸界の2大プロダクションの一つとなりました。1980年代に起こった「漫才ブーム」の影響を受け、その後も芸能界での影響力を保ち続けています。
松竹芸能は自社の劇場を持ち、若手芸人に多くのステージ経験の機会を提供しています。これにより、若手芸人は実際の舞台で芸を磨く貴重な経験を積むことができます。
また、松竹芸能はテレビドラマの制作や映画、テレビ、ラジオ、レコードなどのイベントの企画制作も行っており、これが所属芸人にとって大きな利点となっています。
松竹芸能タレント養成所では、少人数制クラスで個々の芸人の特性を丁寧に磨くと同時に、幅広い分野で活躍できるようなカリキュラムが用意されています。
これにはお笑い芸人だけでなく、俳優、タレント、インフルエンサー、YouTuber、さらには声優を目指す人たちにも対応したプログラムが含まれています。
そもそも脱竹とは?
「脱竹」とは松竹芸能所属で関西を中心に活動していた芸人さんが松竹芸能を退所後東京で活躍することを指した言葉です。言葉を生み出した人物は諸説あり、ピン芸人の小森園ひろしさんか、黒帯の大西さんと言われています。
さらば青春の光・・・さらば青春の光はキングオブコント準優勝後給料が上がらない事務所に対してSNSなどに不満をぶつけ退所となりました。その後自ら「ザ・森東」を設立し、東京・五反田に事務所を構え現在の活躍に至っています。
Aマッソ・・・Aマッソの退所理由はTV東京の「あちこちオードリー」で当時AKB48のモノマネでブレイクしていたキンタロー。さんを後ろから加納さんが蹴り上げたと語っています。当時のことをAマッソも反省しているようですがそれが原因となり退所。
事務所をワタナベエンターテイメントに移しTHE W準優勝など活躍しています。
日本エレキテル連合・・・かつて「パブリック連合」というコンビ名で活動していた時にコントの衣装や小道具にリアリティを追求しすぎて事務所に借金が膨らみ、2009年10月クビになりました。
2010年6月から事務所をタイタンに移し2014年「ダメよ〜ダメダメ」の流行語とともにブレイクし松竹芸能への借金も完済したようです。
お見送り芸人しんいち・・・しんいちさんは「しんいちけんぢ」としてコンビで歌ネタなどで活動していましたが相方が消防士になるために解散。しんいちさんも活動していなかった時期もありましたが、グレープカンパニーに所属し、サンドウィッチマンの伊達さんから芸名をもらい、R-1ぐらんぷり優勝でブレイクしました。
その他にも世界的に活動しているゆんぼだんぷや「有吉の壁」でお馴染みきつねなど多くの元松竹芸能所属の芸人さんは多いです。
新しい環境に飛び込むメリットは?
これらのコンビは新しい環境に飛び込み成功を収めた例ですが私たち普通の社会人にも環境を変えることがメリットになることもあります。
- 新たな機会の獲得:異なる会社は異なるネットワークやリソースを持っているため、新しい機会や露出の場が増える可能性があります。
- キャリアの進展:環境の変化は、新しい挑戦をする機会を提供し、キャリアの進展に役立つことがあります。
- 創造性の促進:新しい環境は新しい刺激をもたらし、創造性を刺激することがあります。
- 個人的成長:新しい事務所での経験は、個人としての成長を促進することもあります。
- 経済的利益:契約条件の改善やより良い給与の交渉など、経済的なメリットを享受できる可能性もあります。
それ、転職チャンスかも
まとめ
- 元松竹芸能の「脱竹」した芸人が次々とブレイク中
- さらば、青春の光やAマッソ、お見送り芸人しんいちが実は元松竹芸能
- 環境を変えることが実は大きく結果を変えることも?
- 転職が大きく実績を変えるきっかけになるかも
脱竹に限らず最近はなかやまきんに君など吉本を辞めた芸人もブレイクするなど、うまくいかないときは環境を変えてうまくいくかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次回をお楽しみに