勝ち続けることほど難しいことはありません。スポーツや勝負事に限らず人生では負けることの方がほとんどです。負けから始まる人生でも成功を収めるマインドを平成ノブシコブシ徳井健太さんが自らの独特の価値観を交えて一冊の本にしました。芸人さんもほとんど全員負けから始まるという世界でも売れている芸人さんのマインドを学べばみなさんの世界でも応用できると思い、今回はこの本の概要をまとめてみました。
- 負けから始まる芸人界でも成功している人のマインドを学んで負けることがあってもうまく生きるためにはどうすればいい?
- 負けない人なんていない。負けてもなお立ち上がり生き続けること、人のために自分の得意なことをやり続けることが幸せに生きる道。兄弟とどんなに仲が悪くても縁は切らないこと!
平成ノブシコブシ徳井プロフィール
氏名:徳井健太 (とくいけんた) 1980年9月16日生まれ 千葉県君津市出身 北海道別海高校卒業
工場で働く父と専業主婦の母、7歳下の妹と共に団地で暮らしていましたが徳井さんが中学1年の時お父さんが単身赴任で家を離れてからお母さんの様子がおかしくなり、今まで口にしなかったお酒を飲み始め家にこもるようになっていきました。
妹がまだ小さかったこともあり、家のことは自然と徳井さんがするようになっていきました。
学校から帰ってくるとテーブルに上にメモが置いてありそのメモに書いてあるものを買ってきて料理をして片付けまでするのが日課でした。
法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています。
献身的に家のことを守っていた徳井さんでしたが、お母さんの容態は悪くなる一方で両親の故郷である北海道で暮らすこととなり移住しました。
北海道に移った頃徳井さんは高校受験のため勉強を頑張っていた時期で千葉での名門校に入ることもできず、家族も崩壊寸前で人生に閉塞感を感じていた徳井さんに光を与えたのが「ダウンタウンのごっつえぇ感じ」でした。
親には面白くないと言われましたがそれでも面白いと思えた徳井さんにはこれが新しい価値観だと思い、益々お笑いが好きになっていきました。
当時のことを徳井さんは
「ダウンタウンさんが好きになって、『面白い』が人生における一番の正義になりました。面白くないことはとにかくやりたくなかったんです。自殺するのも、犯罪行為も『笑えない』からやらなかった」
出典:Yahoo!NEWS(リンク切れ)
同級生からの勧めもあり、広い世界を見たくなった徳井さんは上京し東京NSC5期生として入学しますが、同期にはのちのピースとなる又吉直樹さんと綾部祐二さんがいてあまりの面白さに愕然とし、ダウンタウンへの道は閉ざされました。
それでもNSC修了後クラスの中でも目立っていた吉村さんに声をかけられ「コブシトザンギ」を結成し、後に平成ノブシコブシに改名します。
5、6年は全く売れない時期も過ごしますが吉村さんの破天荒キャラが浸透し始め、逆に暗く感情の起伏が全くない徳井さんもプライベートでのギャンブルによる借金や離婚してないのに離婚したなどという「サイコパス」なキャラがウケ始めます。
敗北からの芸人論〜ほとんどの芸人は絶望からスタートする〜
その徳井さんが芸人の敗北論という本を出版しました。
そこで紹介されている芸人さんは全員売れている人たちですが、全員「負け」を自認することから始まります。
負けから始まるにも関わらず成功を収めるマインドが徳井さんならではの考察で書かれている一冊です。
東野幸治さんは自身のコラムの後任として徳井さんを指名し、「敗北からの芸人論」が生まれるきっかけを徳井さんにくれた方です。
徳井さんとはそれほど仲のいい関係ではありませんでしたが徳井さんからすれば「ごっつえぇ感じ」に出ていた東野さんからの指名に感激しました。
その東野さんは同世代でもある先輩ダウンタウンさんには敵わないのは明白であり、自身「ごっつえぇ感じ」が終了し独り立ちした時に考えたことは「ダウンタウンはいない」という考え方で実際にダウンタウンとは共演NGにしてダウンタウンのいる芸人界とは交わらない軸で生きていくことにしました。
ワイドナショーの松本人志さんはコメンテーター松本人志なのでOKだそうです。
徳井さんは芸人として「影響力を持って、好きな先輩や後輩を助けることができたら・・・」と思っていました。
しかしまだそこまで名前が売れていない徳井さんは自分に影響力がなく、面白いと思う芸人さんの良さが伝わらないことに不満を持っていました。
そんは東野さんは徳井さんに「喫茶店のマスターみたいになったら?」とアドバイスしました。
喫茶店のマスターは社会的な影響力はないが美味しいコーヒーを淹れることはできます。
伸び悩んでいるけど自分が面白いと思う芸人たちの話を聞いてあげて心の拠り所になってあげて結果、相方の吉村さんのおかげで結果売れたとしても嫉妬なんかせずコーヒーカップを磨いてまた客人の芸人さんを待つ。
そんな人生最高やん?と言われた徳井さんはただただ頷くことしかできませんでした。
自分の能力に憂うことなくできることをただ実直に人のためにすることが幸せになる方法なのかもしれませんね。
平成ノブシコブシはM-1やキングオブコントといった賞レースで結果を残したわけではなく決勝進出もありません。
そもそも相方の吉村さんは「売れたい」徳井さんは「面白いと思われたい」と方向性の違いに何度も解散危機がありました。
徳井さんは何度かあった解散危機の中に殺意を覚えたこともありました。
それでも10年を過ぎた頃海外ロケ番組で頑張った甲斐もあり、徐々に売れ始め「ピカルの定理」のレギュラーメンバーにもなることができました。
それもやはり相方である吉村さんあってのことだと徳井さんは言います。
どんなに周りに強力な芸人さんがいようと力を出し切り頑張ることで吉村さんは光輝いて見えていました。
はねるのトびらに出演した際の収録中、徳井さんは何もできず心が折れてしまい何もできない徳井さんに対して他の出演者たちが罵声を浴びせる中吉村さんは優しく声をかけてくれました。
「正直ウケるウケないなんてどちらでもいいんだけど。でも、心が折れてたでしょ?途中でボキッと折れてた。わかるけどプロならやり切らなきゃダメだよ」
出典:芸人の敗北論
吉村さんはあるラジオ番組で「365日中360日はつまらない」と言いました。
今やバラエティ番組の裏回しとしても盛り上げ役としてもなくてはならない存在の吉村さんの生活を考えると徳井さんには想像もつかない一言でした。
徳井さんの今があるのは吉村さんのお陰だと言います。
あの時の兄弟喧嘩は忘れない。
だが時間が経てばその時の兄弟喧嘩も薄まり、親が死ぬまでは会わないし連絡も取らない兄弟がいるが縁は切らない。
お笑いコンビはそんな兄弟のようだと徳井さんは言い、吉村さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
お笑いコンビの二人の間柄って独特ですが芸人さんじゃなくても兄弟のような感覚の人っていますよね。その人が人生にとってとても大事な人なのかもしれませんね。
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まとめ
- ノブコブ徳井はヤングケアラーだった
- そんな日にダウンタウンのお笑いが希望を与えてくれた
- 芸人になるために上京するがピース綾部又吉の前に挫折してしまう
- 東野幸治にひたすら人のために笑いを作ることを教えてもらう
- 相方の吉村とはよく喧嘩したが続けることの大切さを教わった。
この他にも千鳥さん、ハライチさん、小籔千豊さんなどの徳井さんからみた芸人論がとても面白いです!ぜひご覧ください!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回をお楽しみに〜