芸人の皆さんは競馬好きな芸人さんが多いです。
昔の男は「(酒を)飲む・(博打を)打つ・(女を)買う」なんて表現もありましたが昔の日本男児に憧れなのか競馬が生むドラマが好きなのかそんな競馬好き芸人さんをご紹介いたします。
- 競馬好き芸人さんはどんな人がいる?競馬にまつわるエピソードは?
- 麒麟・川島 ジャンポケ斎藤 ナイツ・土屋 霜降り・粗品 インジョン・じゃい 競馬をやり始めてきっかけや予想方法は人それぞれだが競馬に対する思いはすごい!でも馬券を買うときは冷静に!
※未成年・学生の馬券購入は法律により禁じられております
麒麟・川島明
川島さんはTV西日本「競馬BEAT」のMCを努めており関西テレビでも麒麟川島の馬いい話を披露しています。
知識もとても深くアメトーク「競馬好き芸人」の回ではリーダーを務め、予想でもコンスタントに的中させるなど競馬ファンの間でも人気が高い芸人さんです。
川島さんが競馬を始めるきっかけは1999年の第33回有馬記念です。
このレースに勝ったのはトウカイテイオーという馬だったのですがトウカイテイオーG1という最高の格のレースの中でも一生に1回しかチャンスのないクラシックと言われる3つのレースのうち皐月賞・日本ダービーを優勝。
残り一つの菊花賞を獲れば父親でもあるシンボリルドルフと親子二代のクラシック3冠も期待されましたが、日本ダービーの3日後に骨折していたことが判明し、クラシック3冠は夢と消えました。
翌年にもG1ジャパンカップを優勝し年末のその年最後のG1レース有馬記念も1番人気に推されますが結果は11着と惨敗。
翌年も故障で丸1年レースに出ることがないまま翌1999年の有馬記念にぶっつけ本番(競馬用語で鉄砲と言います)で出走しこの年の有馬記念はG1優勝経験馬が8頭出走するまさに夢のグランプリレースでしたが、4番人気ながらも復活優勝を遂げ伝説となります。
またもレース後に故障していたことがわかりそのまま引退。
復活優勝の有馬記念が引退レースとなった伝説の名馬です。
この感動のレースを見た川島さんは競馬にハマり、競馬番組を自らやるまでになりました。
川島さんが競馬ファンからも人気のある理由は競馬の知識とその予想の的中率です。
中でもその日のメインレースでしっかり的中させることができ、なおかつ100倍以上のオッズ(配当)がつく難しいレースでも当てることができます。
1着予想となる1頭を決めて2着、3着予想を分散させる現実的な予想でそこまでお金を投資できない競馬ファンも納得できる予想をしてくれます。
ジャングルポケット・斎藤
ジャンポケ斎藤さんのトリオ名である「ジャングルポケット」は先ほどのトウカイテイオーも優勝した日本ダービーの優勝馬であり、そのレース場でもある東京競馬場にとても強く、格が高く賞金も高い重賞と呼ばれるレースのうち東京競馬場で行われた重賞レース3戦3勝と東京競馬場で無類の強さを誇った名馬です。
その「東京で負けない」名馬にあやかってジャングルポケットと斎藤さんが名付けました。
自分達のトリオ名は馬からでした。いつか自分達もジャングルポケットの活躍を超える芸人になろうと約束をしました。現役時代だけではなく種牡馬としても活躍した名馬。勝手に自分達で親近感を持ってました。ゆっくり休んで下さい。本当にお疲れ様でした。TVに出続けてジャンポケをもっと有名にします。
引用元:Twitter
斎藤さんは千葉県出身で近くにJRA(日本中央競馬会)中山競馬場と地方競馬の船橋競馬場があり斎藤さんのお父さんや親戚も競馬が好きだったこともあり中学生のときには父親に船橋競馬場に連れて行ってもらっていました。
大学卒業後には馬券を買うようになり時間があれば競馬場に行き1レースに100万円賭けたこともあったそうです。
皆さんはマネしちゃダメですよ。大切なお金は節度を持って使いましょう。
トリオ名を名馬ジャングルポケットからとった斎藤さんは遂に自らのお金で馬主(うまぬし)になりました。その馬の父親はトリオ名でもあるジャングルポケットです。
馬名は「オマタセシマシタ」で門別競馬場を中心に地方競馬でレースに出場します。
斎藤さんの予想は1頭の馬を単勝(1着になる馬を当てる)や複勝(3着にまで入る馬を当てる)買いが多いのが特徴です。
配当が高い穴党のためあまり当たることは少ないですが当たった時のリターンは大きいです。
トータルでは800万円以上負けているという噂もあり同じジャンポケの太田さんにもお金を借りていた時期があったようです。
ナイツ・土屋
土屋さんといえばTBS「プレバト!」でも披露している通り水彩画がとても上手なことで知られていますが、特に馬のデッサンはネットでもプロ並みと言われるほど話題になっています。
本人は特に絵を習っていたことはなく、実は馬以外はあまり描けません。
1枚の絵を仕上げるのに10時間近くかけており好きな競走馬じゃなければそれほど時間をかけることもできないので馬だけが上手に描けるのでしょう。
これは芦毛の怪物と言われたスターホースオグリキャップですね
高校時代競馬ゲームにハマっていた土屋さんは東京競馬場に併設されている競馬博物館に行き、そこで1977年「第22回有馬記念」のVTRを見て翌週には一人で競馬場に行くほどのめり込んでいきました。
「流星の貴公子」テンポイントと「天馬」トウショウボーイのマッチレースは今でも競馬界では伝説のレースの一つと言われています。
土屋さんの予想は穴党ではありますが、1着2着3着を順番に当てる「3連単」と1着2着に入る2頭を予想し順番はどちらでもいい「馬連」3着以内に入ればいい「複勝」をミックスさせて負けるにしてもできるだけ負ける金額を低くすることができるように分散させる予想スタイルです。
この買い方は簡単に見えますが「競馬を熟知してないとできない買い方」と競馬ファンの間では評判の買い方で、長年競馬を見続けている土屋さんならではの予想法ですね。
霜降り明星・粗品
粗品さんは競馬だけではなく競艇などもやり、2020年10月18日、19日の2日間で530万円を失い、そのことを歌に唄ってTwitterに投稿したところボートレースの主催者に煽られ20日に170万円を失い3日間で700万円負けてしまいました。
最近結婚して子供もできた粗品さんですが家族のことを考えると今後は少し冷静になってほしいですね。
生配信しながら競馬と競艇で330万負けた
— 粗品(霜降り明星) (@soshina3) October 18, 2020
途中負けすぎて「カーモンベイビーお金ー、競馬で200万負けた♪」という名曲「JRA」が生まれたので良かった
明日の12Rドリーム戦で、取り戻しお待ちしております
— 【公式】ボートレース大村 ★令和4年度SGグランプリ開催決定★ (@omuraboat) October 19, 2020
ボートレース大村公式に喧嘩売られたんで
— 粗品(霜降り明星) (@soshina3) October 20, 2020
消費者金融魔法陣で工面して
買いました pic.twitter.com/kYzhHK0N0C
さらに競輪で77万円負けてー777万円にしようとしたら、当たってしまいー777万円にならないと当たった分を全額寄付し、無理やり777万円負けに行きギャンブラーとしての心意気にネットでも話題になりました。
粗品さんがギャンブルにハマったきっかけは「じゃんけん」です。
20歳の時よしもとカウントダウンイベントで総勢800人の勝ち抜きじゃんけんトーナメントで粗品さんは優勝します。
年明け今までじゃんけんに負けたことのないという西川きよし師匠とじゃんけん対決をやることになりそこでも見事勝利して「この強運をギャンブルに活かすしかない!」とギャンブルにハマっていきました。
今までの芸人さんとは違い馬がどうこうじゃないちょっとヤバいハマり方ですね・・・
ネットでは粗品さんが買った馬が必ず負けてしまうという「粗品の呪い」が話題になっています。
あまりの外しっぷりに粗品さんの予想の逆をいった方がいいのでは?とネットがざわつき始めた大阪杯というレースで1番人気、2番人気の鉄板予想をしたにも関わらず2頭とも大惨敗を喫し、翌週桜花賞では予想した馬がが最下位とブービーになってしまい「逆馬連」を達成し、場外馬券場では周りに人が集まらなくなってしまいました。
インスタントジョンソン・じゃい
じゃいさんはお祖父さんが生涯無敗のパチプロ界で伝説と言われるギャンブラーで、その血を継いだじゃいさんは当然のように競馬を始めると、3週連続でG1の予想を当てるなどその血を存分に発揮します。
10年後には5000万円のマンションを一括現金で買うなど稼ぐためのギャンブルで世間に知れ渡る存在になります。
この稼ぐギャンブルは勝俣州和さん曰く芸能界にも通じることが書いてあるそうです
じゃいさんはギャンブルを趣味ではなくビジネスとしてやっているので予想法も利益が出ることを大事にしています。
- その1 レース展開を予想しメインは3連単
じゃいさんはレース展開を時間をかけて予想してそれが一番活きる買い方が3連単だそうです。1着2着3着を順番に当てなければいけないため難しい買い方ではありますがレース展開をしっかり予想できていれば一番活かせると言います。
- その2 5人家族馬券理論
この家族馬券理論は初心者にもおすすめの買い方です。本命を父対抗を母そのほかに気になる馬を3頭子供A、B、Cとしたときに
- 父(本命)ー 母(対抗)ー 子A
- 父(本命)ー 母(対抗)ー 子B
- 父(本命)ー 母(対抗)ー 子C
- 父(本命)ー 子A ー 母(対抗)
- 父(本命)ー 子B ー 母(対抗)
- 父(本命)ー 子C ー 母(対抗)
この6通りを買う予想法で冷静に買う点数を決めて買いすぎないことが大事です。
- その3 自信があるレースは馬連も買う
じゃいさんは自信のないレースは買いませんが逆に自信があれば馬連を買い足します。負ける金額のリスクを抑えて勝てる金額は最大化させるとても効率的な買い方かもしれませんね。
じゃいさんはとにかく高額的中の回数が多いことでも知られています。WIN5という所定の5レースの1着馬を予想する買い方があるのですがこれはとても難しいのでその分配当もものすごく高くなる傾向にある馬券です。
全て18頭立ての場合単純な確率は18,889,568分の1となり宝くじ並みの確率になりますがじゃいさんは2度このWIN5を当てています。
- 2012年12月24日 3775万2700円的中
- 2014年1月12日 4432万9120円的中
合わせて8207万円を的中させています。ここまですごいとじゃいさんに全乗っかりするのもアリかと思ってしまいますね。
2022年6月5日配信のYouTubeでじゃいさんが競馬による所得に対しての追徴課税が数千万円あり、破産したことのことです。
ハズレ馬券が経費として認められず所得が莫大に増えることになりそれに対する課税額が発生したとのことです。
個人の場合年間累計50万円を超えて払い戻しがあった場合は確定申告時に税金を払わなければなりませんが、じゃいさんのように芸能人が競馬の予想として買った馬券が経費として扱われ所得が払戻金ー馬券購入費になる場合(コンピューター等を使い必ず100%以上の回収を目的とする)とならない場合(人間が予想するため必ずしも100%以上の回収が可能とはいえない)があり、グレーゾーンになっていることでじゃいさんの申告漏れの指摘に繋がったことが予想されます。
参考:国税庁HP
過去にはハズレ馬券が経費として認められた判例もあり裁判を起こすことも考えましたが、そのための経費と期間もかなりかかることがわかり、じゃいさんは全て納税することにしました。
じゃいさん自身は毎年確定申告をきちんと行っていたにも関わらずこのようなことになってしまいとても残念ですね。
じゃいさんは動画の中でも競馬に対する税金の掛かり方についての疑問についても語っていますが、国税庁の人も理不尽な法律だと思っていると言っていて、このままでは日本の競馬や公営ギャンブルが衰退していく可能性が充分考えられるので国会でも議論の余地がありそうですね。
ただでさえ地方競馬は財政が厳しく少なくなってきていますからね。産業が大きいだけに大問題ですね。
まとめ
- 麒麟・川島はトウカイテイオーの有馬記念から
- ジャンポケ斎藤はジャングルポケットというトリオ名と同名の名馬から
- ナイツ・土屋はトウショウボーイ、テンポイントの有馬記念から
- 霜降り粗品は吉本のじゃんけん大会に優勝してから
- インジョン・じゃいはギャンブラーの血筋を持っている
みなさん長年競馬を見ているだけあって思い入れはすごくメディアでも数多く取り上げられていますね。
みなさんは落ち着いて競馬を楽しみましょうね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回をお楽しみに〜